おりものと病気の関係

子宮頸がんに対する高用量の経口テガフール・ウラシル維持療法が効果を示す

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子宮頸がんは世界中の女性が最も発生しやすい「がん」のうちの一つ。

特に日本人女性においては、数あるがんの中で4番目に多いといわれるもので、40歳を超えた女性のうち約2~3%が子宮頸がんを発症し、近年では20代や30代の比較的若い女性においても発祥が増加傾向にある。

子宮頸がんの生存率はがんの進行度合いにもよりますが、およそ80%といわれており、がんの発生が局所に限定されている場合の生存率はおよそ90%、所属リンパ節および隣接する臓器・組織に転移がある場合はおよそ55%、子宮から離れた臓器やリンパ節へ転移が認められる場合の生存率はおよそ8%といわれる。

この子宮頸がんの生存率に対して、熊本大学大学院生命科学研究部を中心とした研究グループがジャーナル・オブ・ガイナコロジック・オンコロジー(Journal of Gynecologic Oncology)のオンライン版において、子宮頸がん患者(特に症状の進んだ患者)において、高用量経口テガフール-ウラシルによる維持療法が生存の延長に効果的であると報告した。

Journal of Gynecologic Oncology : High-dose oral tegafur-uracil maintenance therapy in patients with uterine cervical cancer

ジャーナル・オブ・ガイナコロジック・オンコロジーは婦人科腫瘍学分野の医学専門誌である。

テガフール・ウラシルとは

テガフール・ウラシルは「抗がん剤」の一種で、代謝拮抗剤に分類される薬剤であり、子宮頸がん以外にも頭頸部がんや消化器系のがんに広く使用使用されている。

投与法としてはカプセルもしくは顆粒の経口薬であり、一般的には1日分の定められた投与量を2回もしくは3回に分割して服用する。

テガフール・ウラシルを単独で使用する場合の副作用は比較的軽いとされているが、主なものとして吐き気・嘔吐・下痢・腹痛などが挙げられる。

「高用量」とは

テガフール・ウラシルの服用は一般的な用量としては300~600mg相当とされている。

研究グループによる「高用量」とは、テガフール・ウラシルを一日あたり600mgの服用による薬の効果と副作用を検証したものである。

「維持療法」とは

本検証における「維持療法」とは、最初の抗がん剤による治療期間を経過してからも、治療を継続することによって更に「がん治療」の効果の改善を目指し、引き続き行われる化学療法を言う。

検証では、1986年4月から1997年3月までに熊本の病院で子宮頸がんの治療を受けた309人のうち162人が維持療法として90日以上(最大2年間)テガフール・ウラシルを服用し、加えて維持療法を継続するグループのうち137人が1日600mgの高用量服用をし、残りのグループは300~400mgとした。

検証の結果

検証の結果、全体的にテガフール・ウラシルの高用量服用による維持療法を行ったグループが明らかに生存率は高いことがわかった。

検証の詳細については参考資料をご覧ください。

一次治療後のテガフール・ウラシル長期投与が子宮頸がんにおける予後の病状を改善するための重要な因子であり得るとした上で、新たな治療スケジュールを考慮した研究が必要となるとした。

予後の経過としてテガフール・ウラシルの高用量服用による維持療法が効果的であったとされたのは「進行ステージIIIの患者」「扁平上皮がんの患者」「放射線治療経験者」であり、最も頻繁な副作用は「悪心/嘔吐した(12.2%)」「食欲不振(10.1%)」「白血球減少/好中球減少(5.8%)」であった。

結論としてテガフール・ウラシル高用量経口服用による維持療法は子宮頸がん(特に進行度の高いもの)患者の無症候生存と全体的な生存率を長くなるとした。

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