妊娠について

妊婦のおよそ2万4千人超がクラミジア感染との調査報告

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公益社団法人:性の健康医学財団の集計報告によると年間でおよそ2万4千人もの妊婦のクラミジア感染が推計されるという報告がありました。

日本人全体でのクラミジア感染はおよそ100万人と言われており、そのうち2.4%もの割合が妊婦であるということです。

性器クラミジア感染は自覚症状が乏しく、この数値の把握には困難を極めましたが、国内の妊婦約32万人に対しての大規模調査により把握された数値なのですが、この「自覚症状が乏しい」ということが最大のネックであり無自覚なクラミジア感染者数を含めるとさらに多い数字になることは明らかです。

この性器クラミジア感染では不妊症のリスクが高まるほか、妊婦による感染の場合流産や早産、また母子感染も起こり得る。

年代別のクラミジア感染

厚生労働省の統計による数値を割合に直すと、年代ごとのクラミジア感染の分布は下記のようになります。

  • 15~19歳・・・11%
  • 20~24歳・・・25%
  • 25~29歳・・・21%
  • 30~34歳・・・16%
  • 35~39歳・・・11%
  • 40~44歳・・・7%
  • 45~49歳・・・4%
  • 50~54歳・・・2%
  • 55~59歳・・・1%
  • 60~歳以上・・1%

この数値は平成24度のものを使用していますが、いずれの年代も大差はありません。

意外なほど若い年齢層による感染が高いことが特徴であり、またパーセンテージに表せないほど少数ではありますが、0~4歳児による感染も報告されており、これは前述の母子感染によるものと思われる。

特に特徴的なのが10代による感染数が全体の1割を超えるということで、この数値は日本の女子高生によるクラミジア感染は世界中を見回してもダントツでトップの割合であることです。

おりものとクラミジアの関係

クラミジアに感染すると「おりものが多くなる」「灼熱感」を伴うような症状が現れる場合もありますが、多くの場合はさほど自覚症状はなく、感染したことに気付かない場合も多い。

男性の場合排尿痛があるなどわかりやすい症状が出る場合があるのですが、女性の場合は全くの無症状の場合も多く、感染に気付かないまま放置される場合が多い。

この「気付かないまま放置」というのが問題で、一般的にクラミジアは子宮内膜→卵管→腹腔内へと広がる(これを上行性感染という)、その結果子宮内膜炎・卵管炎・骨盤腹膜炎などを引き起こす可能性が高まり、不妊や流産などの可能性を高める。

早期に気付いて適切な治療を受けることができればよいのですが、気付かないまま放置されると、重篤な症状へ発展する可能性があるということ。

繰り返すようですが、クラミジアは感染したことにほとんど気づかないほど自覚症状に乏しい徳特徴を持ちますが、ある程度わかりやすい変化として、「おりものが多くなる」「臭いがキツくなる」「おりものが緑がかっている」などのように織物に変化を及ぼす場合もありますので、「あれ?いつもとおりものが違う」と変化に気付いたら、すぐに病院で診察を受けるようにしましょう。

注意が必要なのはおもに下記のような症状。

  • おりものが多い(しかも水っぽい)
  • おりものが緑色っぽい
  • おりものが黄色っぽい
  • おりものが臭う
  • 不正出血がある
  • おなかが痛い
  • 頻尿気味である

などの症状です。

クラミジアとはどんな病気?

性器クラミジア感染症とは日本でみられる性感染症の中で特に感染力が高く、感染者数でもNo.1の疾患です。

感染のもととなる原因菌はいくつかありますが、最も感染者数が多いとされるのは「クラミジア・トラコマティス」という細菌で、一般的には性行為による粘膜感染なのですが、その感染力の高さからオーラルセックスなどによってものどの粘膜に感染する、つまり咽頭感染を引き起こすこともある。

簡単に言えば菌があるところに接触すれば感染するとは言っても、直接の接触がなければ・・・たとえばトイレの便座経由やタオルやプールなどによっても感染する可能性は殆どない。

これはクラミジア・トラコマティスという細菌はとても感染力は強いものの、菌そのものの生命力は弱く、人間の体から出てしまうとたちまち生きていけなくなる上に、乾燥や熱にも弱い性質のためです。

繰り返すようですが、女性の場合このクラミジアに感染してもほとんど自覚症状がないために、自覚のないまま性行為が行われ感染が広がるということです。

また保菌者との接触による感染の確率は、1回の性行によっておよそ50%の確率でパートナーに感染するといわれています。

炎症や痛みや痒みが発生したりなど、わかりやすい症状が現れないのですが、クラミジアに感染するとHIVや淋病の感染確率が格段に上昇するため、やはり十分な注意が必要です。
(およそ3~5倍程度の上昇とされる)

クラミジアが不妊の原因となる?

自覚症状もほとんどなく、痛みや痒みを伴うようなこともないクラミジアがどうしてこんなに問題視されるのか・・・

それは、やはり不妊の原因となることが多いためではないでしょうか?

クラミジア単体では確かに大きな障害となることはあまりないのですが、クラミジア感染による炎症によって子宮や卵管にダメージを与えて、不妊および子宮外妊娠の原因となるのです。

またHIVをはじめとした別の性感染症にかかりやすくなるというのも同様の原因です。

クラミジア感染症自体に自覚症状がほとんどないために、子宮や卵管へのダメージは蓄積され、放置された期間が長ければ長いほど不妊の大きな原因となりえる。

上行性感染により症状が子宮頸管にまで到達すると、クラミジア性子宮頸管炎と呼ばれ、また卵管にまで炎症が広がると、炎症のために卵管が狭くなり、受精した卵子が卵管を通れなくなるため不妊の原因となる。

最後に・・・

知らない間にダメージを広げるクラミジア感染症。

冒頭でお伝えした通り、日本では年間およそ2万4千人の妊婦による感染が推計されています。

もちろん今回の集計報告にはかからなかった、自身に自覚のない潜在的な感染者を含めるとさらに大勢の感染者がいるということが容易に予想されます。

このクラミジア感染症から身を守るためにはコンドームの着用や不特定多数の接触を避けるといった、ごく当たり前の防衛とともに、異変に気付いた時には速やかに婦人科などで検査を受けるといった早期発見が重要になります。

クラミジア感染症の潜伏期間はおよそ1週間~3週間程度が目安となります。

もし、この潜伏期間中に複数の異性と接触があった場合、その相手も感染者として疑う必要がありますので、併せて検査をしてもらう必要があります。

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